補聴器を買い替えて聞こえるかどうか不安だったお客様

相談内容

20年くらい前から聞こえが悪くなり、まだ仕事をしていた時は会議や電話が特に聞き取りにくく、近くの眼鏡屋さんで補聴器を両耳(耳穴式)で作ったが雑音がうるさくほとんど使わなかった。まだ聴力もそんなに悪くないため、なくてもなんとかなった。

8年くらい前にご家族からテレビの音が大きい、話しかけても聞こえていないなどと言われ、もう一度他のお店でおしゃれな軽度難聴用の耳穴式の補聴器を両耳で購入。

前の補聴器よりは雑音は少なく軽い感じで良かったが、もともとの聴力も下がった為、聞こえはこんなものだろうと思っていた。退職したため、外出の時や人と会うときのみ使用。テレビはほぼ字幕。

大好きなカラオケとボーリングの時は煩いので外していた為、会話に不自由を感じていた。

今回片方の補聴器が壊れたため、広告で『認定補聴器専門店』と書いてあったため、今までの補聴器と違いがあるのか相談に来ました。

お客様詳細

年齢: 72歳

補聴器歴: 15年 (最初の補聴器はほとんど使わず) 両耳  8年前に買い替え

性別: 男性 

提案内容(調整・メンテナンス)

まずは聴力、骨導、語音明瞭度の測定を行い、結果の説明をしました。今までが耳穴式だった為、今回耳掛けの補聴器を試してみたいとのことでした。

なるべく目立たないものが希望なので、オーティコンのオープンS3 ミニライト充電式を両耳で試聴となりました。

必要な時にしか使っていなかったとのことで、聴力データを基に低音、高音、小さい音を控えめにフィッティング。

最初は両耳で1日5~6時間毎日使用してもらいます。可能なら少しずつ使用時間を増やし、なるべく1日中着けることを目標にしました。

お客様の反応

2週間後

思った以上に補聴器をつけてても雑音が気にならなくて、2週間たつ頃にはほぼ1日中つけていられた。

補聴器を着けるとご家族との会話もスムーズで、奥様が「会話が楽だった」と一番違いを感じて頂いていました。

早速、貸出器と同じ補聴器を購入となり、まだまだ弱めの音なので、これから少しずつ『きこえと脳のリハビリ』を行って調整をしていきます。

1年後

3か月に1度の定期メンテナンスを経て、少しずつ足りてない音を調整。

テレビも字幕はなるべく消して、まずはNHKのニュースから補聴器を着けて耳で聞くトレーニングをやってもらいました。最初は疲れたとのことでしたが、今はかなり字幕なしで見られる番組が増えたそうです。

奥様が驚いているのが、うるさくて補聴器を外していたカラオケやボウリング、最近は外すことがなくなったと。

補聴器をつけての効果測定も行いましたが、言葉の聞き取りも普通の声で90%、小さめの声で70%の正解率と良い結果が出ています。

合格ラインに達していました!

桑名市 補聴器の新光堂 認定補聴器技能者 吉原