長年耳鳴りで悩んでいたお客様

相談内容

10年くらい前から耳鳴り、めまいに悩まされ、特に耳鳴りがひどく、最近は音楽が耳の中でいつも鳴っているような感じに聞こえてくる。

病院も6件くらい受診したが、薬をもらうくらいで治療が難しいとのこと。

最後にはマスク時の会話が聞き取りにくいことから、補聴器の装用を勧められました。

視力もあまり良くないので、テレビはほとんど見ないし、外出もあまりしないが、耳鳴りが少しでも和らぐなら補聴器を考えたい。

お客様詳細

年齢: 79歳

補聴器歴: なし

性別:  女 性 

ご主人様と二人暮らし

平均聴力は  右:48dB 左:63 dB

提案内容(調整)

補聴器で耳鳴りが治るわけではなく、聞こえにくい分、外からのいろいろな音が聞こえてくることで、

耳鳴りが聞こえにくく感じて気にならなくなるだけです。という説明もしました。

視力もあまり良くない為、充電式の耳掛け型の補聴器を両耳に貸出することとなりました。

両耳に着けると最初慣れないうちは、自分の声が大きく聞こえたり、こもったりする為、低音と小さい音は控えめに、

高い音も、食器が重なる音や紙のめくれる音がうるさいため、控えめに音を作りました。

まずは小さめの音から少しずつ、耳鳴りやめまいの様子を見ながら使用時間を増やしてもらうようにしました。

オーティコン More3 ミニBTE R
音がしっかり入り、外れにくいようにイヤモールドを使います

お客様の反応

1週間後にお会いした時は、

「毎日真面目につけました。補聴器をつけると耳鳴りよりも会話やいろいろな音が良く聞こえて、そちらに集中していると耳鳴りを忘れていることもあった。」と嬉しそうに話してくれました。

さっそく、毎日補聴器を使用して、少しずつ調整してもらいたいと両耳に購入となりました。

雑音などもなく違和感もないので、もう1ランク下の補聴器でも十分とお勧めしましたが、

ご主人様が「今まで贅沢なものを買ったこともがないので、今後音を大きくしていくなら、快適な1ランク性能の良い補聴器にしてやってください。」

とオーティコンのMore3 ミニBTE Rで決まりました。

奥様もとても明るくて前向きの方で、耳鳴りが少しでも和らぐなら頑張ってリハビリしますとおっしゃっていただいています。

ご主人様の素敵なご夫婦愛をみさせて頂き、私もほっこりと温かい気持ちにさせていただき、ありがとうございました。

これからが長いお付き合いです。脳が慣れていくのに合わせて、少しずつ調整をさせて頂き、耳鳴りの緩和のお手伝いをさせていただきます。

桑名市 補聴器の新光堂 認定補聴器技能者 吉原