15年の集音器生活から補聴器へ。新しい聞こえが人生を変えた

~運動好きなシニアが選んだ、初めての本格補聴器体験~

本記事は、左耳に15年以上集音器を使用してきたお客様のカルテをもとに、補聴器へのステップアップとその成果をご紹介する内容です。

「補聴器は高いし、必要な時だけ集音器で何とかなる」──そんな風に考えていた方が、試聴から始まり、認識を大きく変え、補聴器と前向きに向き合っていく姿は、多くの方にとって励みになるはずです。

特に、「補聴器に対して抵抗感がある」「運動時に使える補聴器が知りたい」と思っている方に、ぜひ読んでいただきたい事例です。


■お客様の症状と背景

お客様は約15年前から左耳に集音器を使用しており、何度も買い替えを行ってきました。

ただし使用は限定的で、テレビを見るときや会話が聞き取りにくい時だけの利用にとどまっており、
・会話での聞き漏れ
・テレビの音量が常に大きくなる
・若者の早口が全く聞き取れない
といった不便さを感じておられました。

さらに、お客様はジョギング・ゴルフ・テニスなど、毎日運動を欠かさない活動的なライフスタイル。
「落とすのが怖いから運動中は外している」という点が、補聴器使用のネックとなっていました。


■補聴器の選定理由と機種の特徴

医師からの勧めもあり、「集音器では限界があるかも」と補聴器店へご来店。最初は金額の高さに驚かれたものの、「3ヶ月だけ試せるなら」とご納得いただき、補聴器の新光堂にて試聴をスタートされました。

ご希望は「運動中にも落ちにくい耳穴型」でしたが、まずは音質や性能をしっかり確認していただくため、フォナック社の耳掛け型補聴器を両耳でお試しいただくことに。

この機種は、雑音抑制やスピーチ強調機能が優れており、特に電話での聞き取りが苦手という点にも配慮したモデル。将来的に耳穴型(オーダーメイド)に移行可能な点も含め、選定しました。


■フィッティングと調整プロセス

最初の段階では、使用時間が1日5~6時間ほどと短めで、音にもまだ慣れていない様子。
しかし、試聴を開始してから少しずつ装用時間が増え、2回目の調整時には「雑音もあまり気にならなくなってきた」とおっしゃっていました。

補聴器に脳を慣らしていくため、段階的に利得(音量)や周波数の範囲を調整
激しい運動時は無理せず、落下防止のためにイヤチェーンを提案し、ジョギングやスポーツ中もなるべく着けていただくようにご案内しました。

さらに、使用に慣れてきた段階では出力制限を緩めつつ高音・低音を調整
「店内でははっきりクリアに聞こえる」との実感もありました。


■使用後の変化とお客様の感想

補聴器に対する「高額で面倒なもの」というイメージが、「思ったより自然」「生活が変わりそう」という前向きな感覚に変化されました。

「3ヶ月後の自分の聞こえがどうなるかが楽しみです」と笑顔で話される様子は、まさに“聞こえリフレッシュプログラム”の成果です。

日々の微調整と継続的なサポートで、少しずつ聞こえの質が向上しています。


■まとめ:補聴器は「慣れ」と「継続」がカギ

補聴器は、眼鏡のようにすぐに馴染むものではありません。
特に今回のように、集音器からのステップアップでは「脳の聞こえのリハビリ」が必要です。

補聴器の新光堂では、段階的に調整と測定を重ねて効果を最大化する
【きこえリフレッシュプログラム】を実施中。

「補聴器が初めてで不安」
「昔使ってうまくいかなかった」

──そんな方も、ぜひ一度、認定補聴器技能者 吉原育代にご相談ください。

桑名市周辺で補聴器をご検討中の方、お気軽にご予約・ご来店ください。