【初めての両耳装用に不安がある方へ】
「“自分の声がこもる”は慣れる?その理由と対策」
本記事は、8年間片耳+簡易耳栓の補聴器を使用されていた方が、初めて両耳・イヤモールド仕様の補聴器に挑戦された事例に基づいています。
「自分の声がこもる」「響いて不快」という補聴器特有の悩みに直面している方に、ぜひお読みいただきたい内容です。
お客様の症状と背景
長年お使いだったフォナックのボレロ(右耳)が故障し、新しい補聴器を検討されてご来店。
「なるべく小さくて充電式がいい」とのご希望でしたが、耳垢の湿気や耳道のカーブが強いという事情から、RICタイプではなく、耳掛け型+オーダーメイドイヤモールドをご提案しました。
補聴器の選定理由と機種の特徴
機種はオーティコン miniBTE-R(充電式・耳掛け型)を両耳で選定。
オーダーメイドのイヤモールドでフィット感を高め、極力小さく、かつこもり感を軽減するため、通気孔を設けた特殊設計を依頼しました。
フィッティングと調整プロセス
はじめは装着にも苦労し、何度も練習を重ねました。
また、「自分の声が鼻のあたりで響く」「声が大きく聞こえて話しにくい」と違和感も強く訴えられましたが、
装用時間を1日数時間からスタートし、少しずつ慣らすリハビリを開始。調整でもこもり感を軽減しました。
生活音が“戻った”実感に感動
「着けるのはちょっと手間だけど…、外れることがなくなった。本当にこれが一番嬉しいです。」
「前は車が近くまで来てても気づかなかったのが、エンジン音やタイヤの音がはっきり聞こえるようになった。」
「テレビの音量が今までよりも2段階下がったし、換気扇の音・エアコンの動作音まで聞こえるようになったんです。」
「“音のある生活”って、こんなに快適だったんだなと久しぶりに思いました。」
聞こえなかった音が「聞こえるようになった」だけではなく、生活の中に安心と快適さが戻ったという実感が、言葉の端々から伝わってきました。
自分の声の違和感は時間が解決する
もちろん、「自分の声がこもるような感じ」は完全には消えていません。
しかし、それ以上に「しっかり聞こえることの大切さ」に気づかれ、前向きな姿勢で毎日装用に取り組まれています。
「この声の響きも、いずれ慣れるでしょう。今は“聞こえる”ことを大事にしたいです。」
まとめ:違和感は“成長のサイン”
初めて両耳に補聴器を装着する際、多くの方が「違和感」を覚えます。
しかし、半年後、一年後には「気にならなくなった」と笑顔で話す方がほとんどです。
補聴器は“聞こえを取り戻す第一歩”。
違和感は「変化している証拠」であり、そこから新しい聞こえの世界が始まります。
桑名市で補聴器にお悩みの方へ
補聴器の新光堂では、認定補聴器技能者 吉原育代が責任をもって対応しております。
どこで購入された補聴器でも調整可能。イヤモールド装用の不安も丁寧にサポートいたします。
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