補聴器=うるさい?実は“慣れ”がカギです─脳を育てる“聞こえのトレーニング”
── 脳を育てる“聞こえのトレーニング”
本記事は、補聴器の新光堂 認定補聴器技能者・吉原育代が、地域講演会や日々の相談対応を通じて多くのお客様と向き合う中で感じた「補聴器への誤解」を正しくお伝えし、一人でも多くの方が自分らしい「聞こえ」を取り戻せるよう願って執筆しました。
「補聴器=すぐ慣れる道具」ではありません
先日、川近町社会福祉協調会にて「補聴器の正しい活用法」について講演を行いました。大雨の中にも関わらず、多くの方々が参加され、熱心にメモを取り、うなづきながら真剣に聞いていただきました。
質疑応答の時間では、
- 「補聴器って 2万円の集音器と何が違うの?」
- 「1日中つけなきゃだめなの?」
- 「形で値段が違うのはなぜ?」 といった率直な質問が多く寄せられ、「補聴器に対する理解がまだまだ足りていない」と感じました。
補聴器は「脳のリハビリ機器」です
補聴器は音を大きくするだけの補助装置ではありません。「音を『聞いて』、言葉として『理解』する」には脳の働きが関わっており、長年聞こえていなかった脳にはリハビリが必要なのです。
つまり:
- 最初は「うるさい」と感じるのは自然
- すこしずつ慣れていくトレーニングが必要
- 補聴器を1日中使うことで、脳が再び「聞き分ける力」を取り戻す
こうしたステップを丁寧に伴走するのが、私たち「認定補聴器技能者」の役目です。
補聴器の新光堂ができること
新光堂では、以下のような専門的サポートを行っています:
- 複数メーカーの補聴器の「聞き比べ」が可能
- 聴力データ+語音明瞭度に基づくきめ細やかな調整
- 定期メンテナンス&フォロー
- 「きこえリフレッシュプログラム」で脳と耳のリハビリを段階的に支援
- 他店購入の補聴器の調整や再フィッティングにも対応
補聴器への一歩が、人生をもっと豊かにする
―― 誤解を解くことで、聞こえの世界が変わる
あるお客様は、過去に「補聴器はダメだった」と感じてから使わずにいましたが、当店での丁寧な調整とサポートを経て、2年かけて目標の聞こえに到達されました。
補聴器は、正しく選び、正しく使えば「聞こえる喜び」を再び取り戻せる道具です。
まとめ
補聴器に対する誤解は、使う人の心を遠ざけてしまいます。だからこそ、私たち補聴器の新光堂は、役立ちたい、伝え続けたいと考えています。
もしあなたやご家族が「最近聞こえが気になる」と思われているなら、どうか一度ご相談ください。
桑名で認定補聴器技能者在籍店「補聴器の新光堂」が、あなたの“これからの聞こえ”を全力で支えます。