「お父さん、聞こえてないよ」──家族のひと言がきっかけで始まった3か月試聴体験
■スラッグ
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■導入部分
この記事では、「父の聞こえが悪くなってきたけれど、本人はまだ困っていない様子…」というご家族のお悩みにフォーカスします。
70代後半のお父様が、ご家族の後押しで3か月の試聴体験を経て補聴器の必要性を理解し、装用に前向きになるまでの経過をご紹介します。

■お客様の症状と背景
家では特に困らないと言うものの、騒がしい場所や会話の聞き取りが難しい状態。
ご家族(特に娘様たち)が「会話が通じないことが多い」「認知症の心配もある」と感じ、装用を勧められました。
■補聴器選定の背景
前回他店での2週間の試聴では効果を感じにくく返却。その経験から、今回は「3か月のじっくり試聴」を提案。
最初はフォナックで使用感を確かめ、その後「以前使いやすかったシグニアの新モデルPURE C&G 2IX」に切り替え、比較を行いました。
■調整とリフレッシュプログラム
「きこえリフレッシュプログラム」によって、段階的に慣れていくプロセスをご案内。
耳栓の調整、高音域のチューニング、効果測定を通じて徐々に最適化されました。
家族とも「聞こえやすくなった」「返事がスムーズになった」との実感を共有。
■家族の安心と本人の気づき
初めは「毎日長時間の装用は無理」と感じていたお客様も、3か月後には「補聴器がないと不便」とまで感じるように。
雑音や高音の不快感も次第に慣れ、「脳がトレーニングされた感じがする」と前向きなご感想をいただき
「補聴器があることで、会話がスムーズに」「認知症予防としても前向きな一歩」と、ご家族も安心。
ご本人も「自分が補聴器を必要としていることを実感」と納得のご様子でした。
■まとめ
本人が「まだ困っていない」と感じていても、周囲からの気づきが大きなきっかけになることもあります。
ご家族の温かい声かけと、段階的なプログラムで、無理なく補聴器を生活に取り入れることができます。
短期間の試聴ではわからなかった補聴器の効果も、段階的な調整と使用継続によって実感されるようになります。
補聴器はただの音量増幅器ではなく、「生活の質を高めるパートナー」です。聞こえの不安を抱える方は、まずは3か月のお試しから始めてみてはいかがでしょうか?
桑名市 補聴器の新光堂 認定補聴器技能者 吉原育代