補聴器の試聴体験でわかる聴こえの違い!
導入部分
4年ほど前にオーダーメイド補聴器を他店で購入したが、何度か調整を重ねても雑音が気になり諦めかけていたお客様。ご家族との会話をもっと楽しみたいという想いで、新しい補聴器を探しに来店されました。
お客様の症状と背景
語音明瞭度が低く、補聴器をつけても50%程度しか伸びない状態。大家族の中での会話が特に聞こえにくく、テレビの音も聞きづらい状況。オーダーメイド型では効果を感じられなかったため、耳掛け型に変更を希望されました。
補聴器の選定理由と機種の特徴
今までのオーダーメイド補聴器は長時間装用すると耳が痛くなったとのことで、耳フィットしたイヤモールドを使用し、痛み、落下の不安のない快適な耳掛け型の補聴器をご提案。オーティコンの充電式補聴器を試聴しましたが、聞こえの明瞭度が期待ほど向上せず、フォナックのロジャー補聴援助システムを試してもらうことに。
フィッティングと調整プロセス
フォナックの耳掛け型補聴器とロジャーをセットで貸し出し。しかし、意外なことに「補聴器だけで十分聞こえる!今までの補聴器より聞こえがクリア!」とご本人も驚く結果。ロジャーは不要になりました。
使用後の変化とお客様の感想

フォナックの補聴器を装着すると、家族の声がクリアに聞こえ、犬の鳴き声の響きも気にならなくなったとのこと。「今までの補聴器で一番自然に聞こえる!」と感動されました。
まとめ

フォナックの補聴器で効果測定を測ったところ、オーティコンとの聞こえの差ははとんどありませんが、補聴器の種類によって聞こえ方が大きく異なることを実感。特に調整を大きく変えたこともなかった為正直驚きました。
今回のように試聴を重ねることで、自分に合った補聴器が見つかることがわかりました。
試聴中に聞こえに納得できなければ、他のメーカーの補聴器も試聴して比べてみると良いですね。
桑名市 補聴器の新光堂 認定補聴器技能者 吉原育代