補聴器を使って耳鳴りと難聴が同時にー

相談内容

60代の男性A様は、右耳が正常に聞こえていたため、特に聞こえに不安は感じていませんでした。しかし、最近左耳の耳鳴りが徐々に酷くなり、耳鼻科で診察をしたところ、補聴器の使用を勧められました。「まさか補聴器を使うとは思ってもいなかった」というA様。

最近は左耳の聞き取りがぼやけてしまい、遠くからの会話やテレビの音量に苦労することが多かったが、耳鳴りのせいだと思っていたそうです。

お客様詳細

年齢: 67歳

性別:  男性

補聴器歴: なし

A様は、左耳の耳鳴りが進行し、徐々に聞き取りにくくなっていました。特に左の語音明瞭度が60dBで85%と、小声の言葉の聞き取りには苦労するようになったとのことです。海南病院から補聴器の使用を提案され、初めて左耳が難聴であることに気づかれました。

提案内容(調整・メンテナンス)

耳鼻科の先生には耳掛け型の補聴器を左耳に提案され、その中でも小型で目立たないことが重要なポイントでした。カタログで機構の違いなども見て、雑音を抑える機能があり、音がクリアに聞こえるタイプの補聴器を選択。同じ機能がある2社の補聴器を試聴し、着け心地や聴こえ具合から今回はフォナックの補聴器を選びました。

2週間の試聴で補聴器の効果を実感したA様。試聴期間中に病院での遠くからの会話も驚くほどクリアに聞こえ、テレビの音量も今まで20だったものが15に下がりました。

低音よりも高音が聞き取りにくいため、まだまだ最初は控えめの調整ですが、徐々に脳のトレーニングをしながら、高音を入れていきます。

お客様の反応

今まで高音が聞き取りにくかったので、言葉がぼやけた感じがあったA様、補聴器を装着して高音が入り、今までに比べてクリアな音質に感動されました。特に、遠くにいる人の声やテレビの音がはっきり聞こえるようになり、生活の質が向上しました。

耳鳴りが気にならなくなったことが、A様にとって大きな変化でした。また、テレビのボリュームも家族と同じ設定で聞けるようになり、家族との生活が一層快適になったそうです。

補聴器で耳鳴りが治るわけではないですが、外部の音が聞こえるようになることで、耳鳴りが気にならなくなる方が多いです。

実際に補聴器を使い始めると、最初は自分の声が大きく聞こえたり、音がこもって聞こえたりして違和感がある方もあります。でも少しずつ調整をしながら使い続けているうちに、会話がはっきり聞こえ、補聴器を使っている間は、耳鳴りを忘れている時間が増えるのです。

耳鳴りにお悩み方は一度耳鼻科を受診してみてはいかがですか。

桑名市 補聴器の新光堂 認定補聴器技能者 吉原