補聴器を買ったけど使っていない

コロナ禍でマスクをしたり、接客スペースにはアクリル板が置かれていて会話が聞きにくいと相談にいらっしゃる方が

増えてきています。

そのうちの何人かは、「前に補聴器を買ったが結局使っていない。」と言われます。

使っていない理由を聞くと

 1.雑音がうるさい

 2.つけても会話が聞こえにくい(もっとよく聞こえるようになるかと思った)

 3.何回か調整に行ったが合わないので諦めた

 4.つけることに慣れなくて、煩わしい

補聴器は、1度で度を合わせてレンズを入れるメガネと違います。

とても繊細で脳との関係も深い私たちの耳は、聴こえていない状態が長いと、補聴器をかけて聴こえてくるいろいろな音が、

言葉以外は煩わしく思ってしまいます。

よって、聴力に合わせた音を入れて使おうとしても1~4のようなことはよくあることだと思います。

 私はリハビリと呼んでいますが、うるさくない程度の音で、1日少しずつから始めて5~6時間以上を目標に使用してもらいます。

慣れに合わせて、煩わしくない程度の音をいれたり、抑えていた音を緩めたりしてその人の聴こえのベストな状態を目指して

調整を行っていきます。

『人は脳で聞いている』と言われています。  脳が慣れてくるのですね。

最初の3か月がとても大切です。

この間はしっかり、じっくり個人の速度にあわせ、お互いがんばって『毎日使える補聴器』にしていきます。

桑名市 補聴器の新光堂 認定補聴器技能者 吉原

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